abc★赤坂ボーイズキャバレー「2回表!〜喝&勝つ!〜」

今年に入ってすごくたくさん現場に行っているにもかかわらず、仕事の忙しさにかまけてまったくレポも感想も書いておらず、すごくもったいないなーと今更ながらに気づいたので、これからちゃんと書いていこうと思います。自信はないけど、決意表明しとかないといつまでもやらない気がして(笑)。がんば…る!無理のない範囲で!弱気!!!

abc千秋楽おめでとうございました。

わたしは東京公演で2回観てきました。当初の予定だと3回の予定が…なんと東京楽の日に開演時間を間違えていて、気づいたときには公演が終わっていたという大失態をおかしまして…やっちまったよ…結局2回になりました。

内容としては、「赤坂ボーイズキャバレー」という劇団?が年に1回の公演のためにメンバーを募集して、上演するまでのお話(…であってるよね?割とそのあたりの設定をちゃんと説明してくれないので初見のわたしはそうとらえました)。その28人いるメンバーのそれぞれの事情とか背景とか、稽古している姿をひたすら描くのが1幕。公演を演じているところが2幕、という構成でした。
とりあえず、わかりきってたことだけど人数がすごく多いw 当然全員に同じだけスポットを当てることは無理だし、掘り下げることもできないので、全体的にうすーい印象。仕方のないことかもしれないけど、もったいないなと思う一方で、こういう見せ方もあるんだなあとも思った。ただ、わたしは今回観るのが初だったので前回からの流れでの“お約束”の笑いみたいなものについていけなくて疎外感みたいなものを感じました。ちょっとでいいから、設定の説明くらいは入れてもいいんじゃないかな。新しい客を入れるために新キャストを入れてるんだから、その辺はフォローすべきなんじゃないかなと思います。あと、ハコがでかすぎるよね。アクトシアターはいい劇場だけどabcをやるのには広すぎる。実際1度も満席にはなってなかったし。ハコ代やなにやらであんなにチケット代が高くなるんだったら、相応の劇場で相応のチケ代でやるべき。若手俳優おたなんてしょっちゅう舞台でお金ないんだから手軽に見に行けないと埋まらないと思う。まだ続けていくんだったらその辺改善していかないと客は減る一方なんじゃないのかなあ。

と文句ばっかりいいましたけど、ストーリーはさておき(ストーリーうんぬん考えるような作品ではないときづいたのでw)、夏のお祭り!みたいな感じでなにも考えずに一度にたくさんの俳優の演技が観れて単純に楽しかったなと思いました。同じ板の上に立っているのに、セリフ回しがはっとするほどうまい人とか、立ってるだけなのに目がひきつけられる人とか、身のこなしがとにかくかっこいい人とか、いろんな芝居を一遍に観れてそれがすごくおもしろかった。
さて肝心の浜尾さんですが、とってもいい役をもらっててねー。最後に出演が決定したキャストだし、先輩もたくさんいるし、役柄は正直期待してなかったんだけど、キーになる役をもらっててびっくり。福本亮という役で昼はティッシュ配り、夜は赤坂バニークラブでボーイをしてる20歳の男の子。自分のおかれてる環境に不満を持っていて、その鬱憤をはらすために赤坂ボーイズキャバレーに入る、という設定なんですが、この福本くんのセリフで場面が動いていくので、舞台の始まりも終わりもマオですごくおいしかったです(笑)。本当にいい役もらったねえ。実際セリフも出番も一番か二番目くらいに量があったんじゃないかなあ。そしてあのこは贔屓目ぬきにすごく華がある。板の上に立つとキラキラしてて。やっぱり発声とかはまだまだなんだけど、それを補うくらいの華があって、これはマオの武器だなあと思いました。あと楽しみにしてた殺陣のシーンもたくさんあって!大満足!マオは本当に殺陣が好きなんだね…(微笑)ってなるくらい、すんごく楽しそうに刀を振るうの。またどこかでできるといいよね。それくらい本当に楽しそうだったな。なんだかんだ観てる方もすごく楽しかったです(笑)
キャストのみなさん、おつかれいやーでした★ でも来年は……かんべんしてください!